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そんなこんなでを巻き込んでの校内競馬がスタート。

の、前に…

「キャプー」

「ん?何だい、虎鉄君」

「人数、入ったから、一人余るんじゃないですKa?」

そう。

もともと野球部の人数は偶数で割り切れていたからペアを組むとしたら一人余ってしまう。

「あ、じゃあ、俺は無しってことで…」

そういってくるり、と逃げようとするの肩を後ろからがしぃっ!とつかんで、

「大丈夫だよ、君!前後半に分けてするからね」

君は前半が終わった人とペアを組んでもらおうかな?

少し小首をかしげてキャプがに微笑みかける。

もはやこれまで…

逃げられないと悟ったがはぁ、とため息をついて、

「…了解。あー、じゃあ、比乃…」

「っと、悪いんだけど、君は虎鉄君と組んでくれるかい?」

もちろん、虎鉄君が背負われ役でね。

「He!?俺ですKa!?」

「そうだよ。ちょっとおもりになるくらいの方がタイムをはかるときにいいからね」

だからっTe…なんで俺Ga…

そんなことを考えていると、キャプがキャプテンオーラ全開の笑みで、

「おや…?何か不服かな、虎鉄君?」

「いっいえ!何でもないでSu!!」

その笑みに少しばかり恐怖を感じて、あわてて首を横に振る。

キャプはそうかい…?と首をかしげ、

「じゃ、前半組みからはじめるよ」

そういって離れていったので内心ほっとした。

まったく…キャプは油断ならねーZe…

俺は半ばげんなりしながら配置につく。

前半組みは俺と猪里のペア…とそれから兎丸ペア、犬飼ペア、猿野ペア。

あとはほかの一年生たちが少しと二・三年の奴ら。

…俺達以外のレギュラー陣は後から走るのKa…?

そこら辺にえらく作為的なものを感じるが…

「も大変だNa〜」

「そうっちゃね…」

同じことを考えていたらしい猪里と苦笑しあう。

「よし、じゃあいくよ。よーい、スタート!」

キャプの掛け声で前半組みがいっせいにスタート。

俺はわりと楽勝だったけど、やっぱり途中で何組かは脱落した。

俺らのペアは五分ほどでゴールに到着。

N〜…まあ、こんなもんだRo

一息ついてほかの組が戻ってくるのを待ってると、が近づいてきてお疲れ〜、とタオルを投げてくる。

…というか投げつけられた。

しかもすばらしい剛速球で…

「うWaっ!何すんだYo、!!」
俺じゃなかったら避けられないZe、今のHa!! タオルとはいえ、あんなスピードであたったら相当痛い。 するとはふ、と爽やかに笑って、 「いやいや、ただのスキンシップだよ、虎鉄?」 俺がお前を本気で殺ろうとすると思うのか? 「いや、“殺る”ってなんだよ“殺る”っTe!!」 「、一瞬目がマジだったばい」 「ははは!細かいこと気にしてたら大きな大人になれないぞ?」 「細かくねえYo!!」 ビシイッ、と裏拳で突っ込むと、はいやに楽しそうに笑った。 「あはは、虎鉄の口調で突っ込まれたらなんか面白いんだよな〜」 「そうっちゃね〜」 「人で遊ぶNa…お前ら…」 猪里まDe… そんなことをしながら遊んでる(むしろ遊ばれてる)間に残りの前半組みが帰ってくる。 「お疲れ様。前半組みは皆戻ってきたみたいだね…じゃあ次、後半組、そろそろスタート位置に ついて」 A〜…いよいよKa 「まあ、よろしくな、虎鉄」 半ば強制参加させられたのはあまり気にしないことにしたのか、結構機嫌よさそうにには、と笑う。 「俺、この学校の中あんまり知らないから、ナビゲート頼む」 ああ、そうか… こいつはこの学校じゃなかったんだ。 すっかり皆の中にとけこんでたからあんまり違和感無かったけDo 「HAHAH〜N♪それはまかせときNa。それより…走ってる途中で女の子たちに囲まれないように 注意しろYo〜?」 「へ?何で?」 虎鉄ってそんなに女の子に人気あるのか? こんなにヒップホッパーもどきなのに… 「“もどき”ってなんだYo!“もどき”っTe!?」 しかもそんなに意外そうな顔して言うNa!! 「そうじゃなくTe…お前が、だYo」 「…俺?」 いぶかしげに眉根を寄せているところを見ると…どうやら気づいてないらしい。 こいつは…にぶにぶKa…? 「あのNa…、顔はかなり整ってるだRo〜、雰囲気もどことなく優しそうだSi、 …どっかの良家の子息って言っても通りそうだNa…、身長の方もまあまあDa」 しかもクウォーターだって言うSi これだけのやつ見つけて、女の子たちが黙って見過ごすとは思えないZe? スタート位置につきながら不思議そうにしているにそう言う。 「…そんなもん、か…?」 いまいちピンときていない顔でポリ、と頭をかく。 「……もういい…」 ここまで鈍いとHa… 「?じゃあ、重り付けて背中乗ってくれ。そろそろスタートしそうだぞ」 「はいはい…」 少々脱力しながら言われたとおりに重りを付け、ひょいっと背中に乗った。 「後半組み用意はいいね?じゃ、スタート!」 キャプの声で皆いっせいにスタートする。 「うわ…!さすがに早いNa…」 ナビゲートしながら思わずそう呟いた。 最初に目撃したときかなりのスピードだったから、それなりの覚悟はしてたけど… 俺を背負ってもこれだけスピードが出るっていうのがすごいZe。 何か…風が気持ちいい… は重りや俺なんか何ともないようにすいすいと走っていく。 あんまり揺れないし…これはかなり快適Da〜♪ 「すごいNa、。もうほかのグループと差がついてるZe」 「え、まじで?あー…いっつもあいつらと追いかけあいしてたからかな…」 走りながら周りを確認したが、そういって微かに苦笑する。 あいつらって…あのボディーガード2人組みのことKa なんでもないことみたいに言ってるけDo、…仮にもプロといつも追いかけあいしてたって言うのは… やっぱりこいつ、ただものじゃないNa… そんなことを考えていると、す、と後ろから何組かが近づいてくるのを感じた。 俺は確認のために振り返る。 えーと…キャプと蛇神さんのペアと…鹿目さんと三象さんのペアKa〜 ………………。 !!!? ちょ、ちょちょちょちょっと待てYo!! そりゃ、こうなるであろうことは予想してたけDo 何でよりによってこの人たちGa… 「ハハハ。君、さすがに早いねぇ」 横にぴったりと並んだキャプがにこやかにに話しかける。 「いや、主将たちこそ」 そういってもには、と笑った。 何De…何Deこのスピード維持したままにこやかに笑いあえるんDa…? 「HAHAH〜N(汗)もしかしTe…俺、今すごいゾーンにいるんじゃ…」 「?どうかしたか、虎鉄?」 相変わらずスピードを維持したまま後ろの俺に声をかけてくる。 ああ…こいつはこの状況のすごさには絶対気づかないだろうNa… ふ、と哀愁を漂わせているうちに屋上に到着。 「Oh、早かったNa〜」 二分もかかってないんじゃないだろうか。 「ここで折り返して戻ればいいんだよな」 「そうそう。後は折り返すだけだZe☆」 俺がそう言うと、は一瞬考え込むように沈黙したかと思うと、おもむろに、 「道順はもう分かってるし…もうちょっとペースあげるか…」 さらり、と…至極さらりと呟いた。 Hi…? 「って、まさか、…」 これ以上スピード上げる気Ka!? 俺がそれをいう前に、に虎鉄ー、と名を呼ばれる。 「しっかりつかまってろよ」 そう言っていたずらっぽく笑うと、 案の定、はさらにスピードを上げた。 「う、う、う、嘘だRo〜〜〜〜〜〜〜!!!」 「いやいや。正真正銘、本当だ」 安心しろ虎鉄 「安心できるかYo!!」 すごいスピード出てるんだZo!! ジェットコースター並みなんだZo―――――!!! 俺が心の中で絶叫していると、後ろの方から、 「…さすがだね、君」 !? こ、この声Ha… 「キャ、キャプ!」 何でこのスピードについてこられるんですか―――!? 「ははは。これは僕も負けてられないね」 爽やかにそう言い放って、キャプもさらにスピードアップ。 ああ、キャプ…すんごくうれしそうに見えるのは気のせいですKa…? 背中の蛇神さんがひそかにおびえてますYo…! はスピードを上げたキャプに少し驚いたようにしてから、 「…望むところです」 うわあー!こっちもやる気Da―――――〜!! そこからはもう、…まるでF1をノーヘルで体験しているようだっTa…                         〈某K少年の証言> 「ゴール!」 ほとんど同着でゴールすると、二人は同時にタイムウォッチを持っている二年生に向かって、 「「タイムは!?」」 かわいそうに、その二年はおびえながらタイムウォッチを見て、 「しゅっ…主将が3分48秒13で、そっちのが3分48秒21…です」 それまでシーンとしていたギャラリーたちが途端にざわめく。 そりゃそうだよNa…あの主将とほとんど同時…しかも3分っTe… 「おしい〜」 「いや、キャプ相手にあれだけ走れば十分だRo…」 ひょいっとの背中から降りながら、少しあきれた口調でそう言うと、は、には、と笑って、 「ま、確かにな」 そんなやり取りをしていると、キャプが俺達のほうに近づいてきた。 「楽しかったよ。…また機会があれば一緒にやってくれるかい?」 キラキラスマイルでに右手を差し出す。 「いえ…もう勘弁してほしいですよ」 こんなに疲れたのは久々です…。 はそういって苦笑すると、その手をキュ、と握り返す。 …と 「……やって、くれるよね…?

ぎゅうう…っ

にっこり !!? キャ、キャプ!! それはもう、やってくれますか…?とか言う疑問系じゃなくて… ほとんど脅しですYo!? 疑問符がついてても疑問系じゃないでSu!! 突然手に力を込められた上に脅迫まがいのオーラでそう言われて、冷や汗をかく。 そのままの状態で硬直している。 ああ…かわいそうNi… 本日三度目の哀れみの眼差しだった…
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